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学長選考の結果に対する声明
単にダブルスコアがひっくり返ったという話ではありません。職員による投票の意義、そして1票の重みが分かっているかという問題です。1票の向こうには、それぞれの人生があります。私たちは数字ではありません。一言では語れない背景をみな持ち、日々それぞれの人生を生きている人間なのです。その1票を尊重しない職場は、1人を尊重しません。1人を大切にしません。
学長選考の委員のみなさんは、職員一人ひとりの意思をくみ取り、尊重しようと少しでも思ったのでしょうか。本学HPに掲載された選定理由には、「本学を発展」、「取組の継続性」という言葉が並ぶばかりです。見ているものは大学という全体であり、そこには1票の重みを理解し、個別の意見を大切にしようという姿勢はありません。私たち一人ひとりの力により大学が成り立っていることを考え選考に臨んだ委員は、残念ながらいないようです。
「自分の投票は無意味だった」、「どうせ自分の意見は反映されない」と、多くの職員が思う大学が発展するわけがありません。この大学を良くしたいのなら、優れた理念を持つ学長を選ぶより、まず職員一人ひとりを大切にすべきです。私たちの投じた1票は、単なる数字の1ではありません。それは1人の人間です。私たちは大学の一部ではなく、私たち一人ひとりにより大学が構成されています。いずれも尊重されるべき1人であり、尊重されるべき1票です。意向投票の必要性や選考の透明性よりも、いま問われているのは、ここが「自分は尊重されている」と職員一人ひとりが思える職場なのかということです。
新潟大学旭町職員組合
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